ポリタス 【震災から考える】

これまで選挙中心に展開してきたポリタスだが、東日本大震災より四年が経過した2015年3月11日より新しい試みとして、特集『3.11から未来へ――困難と希望』がスタートした。選挙特集のような圧倒的な記事数はないものの、当初は少なかった記事も徐々に追加され、充実したコンテンツとなってきている。感想は読者に任せるとして、ここではその全体をカバーし、順次簡略な紹介を加えてゆきたい。

2015/3/11
津田大介:震災復興――「困難」を照らす光
http://politas.jp/features/4/article/334
予想されたよりもずっと遅れている被災地の復興、地域の格差、風化されようとする震災の記憶にどう抗するかというポリタス編集長津田大介氏の巻頭提言。

岩本室佳(「ポリタス」編集):復興への道をひた走る――「商人の町」女川の挑戦
http://politas.jp/features/4/article/335

小松理虔 (フリーライターオルタナティブスペース「UDOK.」共同代表):
9万9千本の桜を植える――原発事故への怒りから生まれた「いわき万本桜プロジェクト」

http://politas.jp/features/4/article/336

ポリタス編集部:今こそ厳選・防災グッズの新スタンダード
http://politas.jp/features/4/article/337

猪瀬直樹(作家):必然の偶然”が起こした気仙沼の奇跡――猪瀬直樹が語る「被災地復興」と「日本の未来」
http://politas.jp/features/4/article/338
『救出──3.11気仙沼 公民館に取り残された446人』(猪瀬直樹著)第1章全文掲載
http://politas.jp/features/4/article/339

2015/3/12
安田菜津紀 (フォトジャーナリスト):悲しみを、置き去りにしたくないから
http://politas.jp/features/4/article/340

玄侑宗久(作家、僧侶):道なき道〜ローカル・コミュニティ再生へ〜
http://politas.jp/features/4/article/341

2015/3/13
浅生鴨 (作家、クリエイティブ・ディレクター):いつか3月に
http://politas.jp/features/4/article/342

鈴木悠平 (ライター):「」をはずす旅――神戸・東北・ニューヨーク
http://politas.jp/features/4/article/343

眞並恭介(ノンフィクション作家):福島の牛に希望の在りかを訊く
http://politas.jp/features/4/article/344

2015/3/14
藤沢烈(一般社団法人 RCF復興支援チーム 代表理事):企業は復興を創り出し、復興によって自らを変えられるか
http://politas.jp/features/4/article/345

塩崎賢明(立命館大学政策科学部教授、神戸大学名誉教授):東日本大震災の復興と近未来への備え
http://politas.jp/features/4/article/346

2015/3/15
瀧澤勇人(一般社団法人とほくる【東北震災復興ツーリズム協会】代表理事):
震災復興ツーリズムの課題とこれから

http://politas.jp/features/4/article/347

2015/3/17
開沼博福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員):「難しく・面倒くさい」福島の復興
http://politas.jp/features/4/article/348

2015/3/19
内山節(哲学者):復興と時間意識
http://politas.jp/features/4/article/351

2015/3/20
鈴木悠平 (ライター):イチエフで働く人に温かい食事を!――「福島復興給食センター」の挑戦
http://politas.jp/features/4/article/352

香月啓佑 (「ポリタス」記者/一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)事務局長):世界中のギークが立ち上がった!――放射線測定プロジェクト「Safecast」

ポリタス 【総選挙2014】から考える

ver.1.22 最終更新12月14日23:36 記事No.332、333を追加。

ホワイトノイズを超えて
沖縄県知事選を前哨戦とし、いよいよ衆議院総選挙に向けて、政治メディアポリタスが本格的な活動を始めた。真価が問われるところである。

津田大介 「ポリタス」編集長:【総選挙2014】ポリタス特集企画『「総選挙」から考える日本の未来』を開始します

今回の衆議院選挙は、一方で争点のない、面白くない選挙と言われる。単なるアベノミクスの破綻を隠すための、安倍内閣の延命策であると。

他方では、安倍政権の経済政策や雇用政策、原発再稼働の是非、秘密保護法の是非をめぐる重要な選挙であるとも言われる。

マスメディアも半ば政府広報化し、政権与党に都合のよい論点のみが新聞紙面を占めがちな中、今回の総選挙で何が問われているのかを考えるには、多様な考え方を持った多くの論者の意見に触れ、視野を広げ、解像度を上げることが何よりも重要である。
                   
ポリタスの【沖縄県知事選】に関する記事では、新しい記事を一番後にしたため、非常に読みづらいものとなったので、今回は逆に新しい記事を最初に付加してゆくやり方に変えることにした。前回は単なるリンク集に終わったが、あまり長いコメントをつけると、スクロールするのに時間がかかり、リンク集として使いにくいものになるので、時間がある折に1〜3行程度のコメントを付加してゆくことにしたい。 

岸田繁楽家/バンドマン【総選挙2014】どうしても投票することができませんでした
http://politas.jp/articles/333
室井尚 横浜国立大学教授:【総選挙2014】盛り上がらない選挙の裏で考えていること
http://politas.jp/articles/332
松沢呉一 ライター:【総選挙2014】しがらみが消えた社会で人は投票しなくなる
http://politas.jp/articles/330
古市憲寿 社会学者:【総選挙2014】今年の紅白、小林幸子美川憲一の衣装対決どうなるんでしょうか
http://politas.jp/articles/330
安部敏樹 一般社団法人リディラバ代表理事:【総選挙2014】総花的な政権が支持されるのは有権者である僕らのエゴが詰まっている
http://politas.jp/articles/329
高木成未 特別養護老人ホーム・介護職員:【総選挙2014】老人ホームと選挙の話
http://politas.jp/articles/328
樋口耕太郎 トリニティ株式会社代表取締役社長/沖縄大学人文学部准教授:【総選挙2014】沖縄から基地がなくならない本当の理由:沖縄選挙区で投票する前に考えたいこと
http://politas.jp/articles/327
白井聡 文化学園大学助教:【総選挙2014】階級政党自民党ネオリベ・デモクラシーを制圧する
http://politas.jp/articles/326
外山恒一 革命家:【総選挙2014】「良識ある不良市民」は議会政治の枠外で「横議・横行・横結」せよ!
http://politas.jp/articles/325
渡瀬裕哉 東京茶会(Tokyo Tea Party)事務局長:【総選挙2014】小さな政府を求める党派の再結集を
http://politas.jp/articles/324
藤沢烈 一般社団法人 RCF復興支援チーム 代表理事:【総選挙2014】官僚主導でも政治主導でもない、民間が実行する政治を〜復興政策と衆院選
http://politas.jp/articles/323
小林節 憲法学者:【総選挙2014】今、書き残しておきたいこと「独裁政権を作ってどうするのだ?」
http://politas.jp/articles/322
河野嘉誠 ライター:【総選挙2014】ありきたりのことを偉そうにお説教するのはやめてくれ
http://politas.jp/articles/321
浜野喬士 早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員:【総選挙2014】民主主義、人権、レトリック、そして党
http://politas.jp/articles/320
古賀茂明 元・経済産業省官僚:【総選挙2014】テレビ局弾圧と独裁へのホップ・ステップ・ジャンプ――日本の民主主義が壊れて行く
http://politas.jp/articles/319
上田剛士 (AA=) ミュージシャン:【総選挙2014】レジスタンスな日曜日
http://politas.jp/articles/318
堀潤 ジャーナリスト:【衆院選2014】本当に「この道しかない」のか? 私たちの現在地を知るためのナビゲーション
http://politas.jp/articles/317
塚越健司 学習院大学非常勤講師:【総選挙2014】「感情」に支配されない賢い有権者になろう
http://politas.jp/articles/316
赤木智弘 フリーライター:【総選挙2014】皆様って誰のことだよ?
http://politas.jp/articles/315
浜本隆志 関西大学文学部教授:【総選挙2014】「資本の論理」の呪縛のなかで
http://politas.jp/articles/314
小川仁志 哲学者:【総選挙2014】理想の国の物語を書こう
http://politas.jp/articles/313
山田健太 専修大学教授/言論法学者:【総選挙2014】お節介な政府はいらない
http://politas.jp/articles/312
岩崎夏海 作家:【総選挙2014】今度の選挙でほとんどの人が対応を誤るたった一つの理由
http://politas.jp/articles/311
長山靖生 評論家:【総選挙2014】代議制民主主義の欠陥を踏まえ、最大限の活用を
http://politas.jp/articles/310
上昌広 東京大学医科学研究所 特任教授:【総選挙2014】安倍政権の医療政策を問う
http://politas.jp/articles/309
宇都宮健児 弁護士・日本弁護士連合会前会長:【総選挙2014】選挙権を行使して安倍政権の暴走に審判を下そう!!
http://politas.jp/articles/308
森達也 映画監督・作家・明治大学特任教授:【総選挙2014】もう投票しなくていい
http://politas.jp/articles/307
米倉誠一郎 一橋大学イノベーション研究センター教授:【衆院選2014】2014衆院選に想う:国民は警戒せよ
http://politas.jp/articles/306
西田亮介 立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授:【総選挙2014】政治的分水嶺としての2014年衆院選
http://politas.jp/articles/305
平野啓一郎 小説家:【総選挙2014】戦後70年目を、どういう政権で迎えるのか
http://politas.jp/articles/304
藤原和博 教育改革実践家/杉並区立和田中学校・元校長/元リクルート社フェロー:【総選挙2014】教育は票にならないというのは本当か?
http://politas.jp/articles/303
深澤真紀 コラムニスト・淑徳大学客員教授:【総選挙2014】多様な女性政治家が誕生するために、「女性代表」を求めなくていい
http://politas.jp/articles/302
安田菜津紀 フォトジャーナリスト:【総選挙2014】東北から考える“耳を傾ける力”
http://politas.jp/articles/301
佐久間裕美子 米ニューヨーク在住ライター:【総選挙2014】私たちは無力ではない
http://politas.jp/articles/300
千木良悠子 小説家・女優・舞台演出家:【総選挙2014】輝かない宝物
http://politas.jp/articles/299
岩田崇 株式会社ハンマーバード代表:【総選挙2014】「戦略投票のススメ」と「安倍政権後への備え」
http://politas.jp/articles/298
伊藤真 伊藤塾塾長・弁護士・日弁連憲法問題対策本部副本部長:【総選挙2014】憲法と総選挙
http://politas.jp/articles/297
遠藤薫 学習院大学法学部教授:【総選挙2014】私たちはなぜ袋小路へはまり込んでしまうのか?――白熱政治をとりもどそう――
http://politas.jp/articles/296
閑歳孝子 株式会社 Zaim 代表取締役:【総選挙2014】ネット上の盛り上がりはイマイチ? グラフで見る衆院選2014
http://politas.jp/articles/295
原田泰 早稲田大学政治経済学術院教授・東京財団上席研究員:
【総選挙2014】財政再建は可能な目標だから争点にすべきだった
http://politas.jp/articles/294
松尾匡 立命館大学経済学部教授:【総選挙2014】どうする!? 安倍総理の野望と景気対策
http://politas.jp/articles/293
田中秀臣 上武大学ビジネス情報学部教授:【総選挙2014】なぜ新聞やテレビは選挙中に“ウソ”をつくのか?
http://politas.jp/articles/292
藻谷浩介 地域エコノミスト:【総選挙2014】棄権する有権者は、部下の指導を放棄する無責任上司だ
http://politas.jp/articles/291
高橋洋一 嘉悦大学教授:【総選挙2014】各党の経済政策の比較は金融政策を見よ
http://politas.jp/articles/290
飯田泰之 エコノミスト:【総選挙2014】経済論戦を機能させるためには
http://politas.jp/articles/289
オバタカズユキ フリーライター:【総選挙2014】「選挙どうされますか?」と24人に質問してみた
http://politas.jp/articles/288
田原総一朗ジャーナリスト:【総選挙2014】「大義なき解散」の裏にある安倍総理の思惑
http://politas.jp/articles/287
五野井郁夫 政治学者:【総選挙2014】「自分の一票なんて無意味だ」と思い込んでいるあなたへ
http://politas.jp/articles/286
舩橋淳 映画作家:【総選挙2014】安倍政権のその後を見つめる峻厳な覚悟
http://politas.jp/articles/285
慎泰俊 起業家:【総選挙2014】成長戦略はいつやってくる?
http://politas.jp/articles/284
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】クソ民主主義にバカの一票
http://politas.jp/articles/283
過去五回の漫画の総集編と、総括的なエッセイ。<<投票先は民主主義だ>>
東浩紀 作家・思想家:【総選挙2014】なにも書く気が起きない
http://politas.jp/articles/282
前回の選挙と同じタイトルだが、今回は投票先まで明示している。述べているのは至って正論の<<抽象的なことを考えず、投票の原点に戻るべきである。つまり、支持したいひと(政党)があれば投票すればいい、支持したいひと(政党)がなければ投票しなくていい>>
須田慎一郎 経済ジャーナリスト:【総選挙2014】安倍自民圧勝の先に待っているもの
http://politas.jp/articles/281
須田氏は、現在の政治トレンドを"強引さ"や“乱暴さ”が多くの国民に対して強いカタルシスをもたらす「コロッセオ政治」とした上で、悲観的な見方をしている。
升永英俊 弁護士:【総選挙2014】最高裁裁判官の国民審査で、一人一票反対派判事(3名)に×印を付けて、一人一票を実現しよう!
http://politas.jp/articles/280
升水氏は、一人一票実現のため、一人一票の立法を妨げる裁判官に対する不信任を表明することが重要としている。
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】しりあがり寿のポリポリ時評:劣化美術館
http://politas.jp/articles/279
しりあがり氏の連載漫画も五回目、日本の置かれたお寒い文化の現状を一枚の絵により風刺している。
北条かや ライター:【総選挙2014】私たちは「怒れない」から選挙に行けないのかもしれない
http://politas.jp/articles/278
『キャバ嬢の社会学』の著者北条氏は、統計を参照しながら、自分たちの世代には「怒り」がなく「不安」だけがあり、その背景を分析し克服の方法を模索する。
瀧本哲史 京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授/エンジェル投資家:【総選挙2014】白熱しない選挙教室
http://politas.jp/articles/277
学生たちとの質疑より始める瀧本氏の論考は、学生の政治的無関心が政治に対して無知ゆえにではなく、熟知しているゆえの無関心であることを指摘する。
もんじゅ 高速増殖炉:【総選挙2014】安倍首相の「ティーナ」なニッポン
http://politas.jp/articles/276
もんじゅ君の視点はメディア論としても面白い。ティーナ(TINA)というのはThere Is No Alternative. (代案はない)で、イギリスのサッチャー元首相が好んで使ったスローガン。もんじゅ君はこれは一種の思考停止、議論停止の呼びかけであると指摘する。
山本洋一 ジャーナリスト(元日本経済新聞記者):【総選挙2014】魅力的な候補がいないのは君のせいだ
http://politas.jp/articles/275
<<60代は4人に3人が投票するのに対し、30代は2人に1人、20代は3人に1人しか投票していない。>>山本氏は、若者が選挙に行かないことが若者に候補者が語りかけることがない理由であると指摘する。
宮崎学 作家:【総選挙2014】安倍自民党に「お墨付き」を与えるわけにはいかない
http://politas.jp/articles/273
ストップをかけるべき危険な方向性としての「右翼小児病」は言いえて妙な表現。<<「右翼小児病」はアジア諸国に対して排外主義を掲げながら、アメリカには極端に追従する妄信的な極右のことだ。>>
白充 弁護士:【総選挙2014】沖縄の強さと、美しさ――在日朝鮮人弁護士がみた、沖縄――
http://politas.jp/articles/272
先の沖縄県知事選で達成されたのは、イデオロギーからアイデンティティへの転換。<<沖縄は、変わろうとしている。いや、沖縄が、日本を、東アジアを、変えようとしている。>>この力強い主張がどこまで本土に及ぶか。
箭内道彦 クリエイティブディレクター:【総選挙2014】選挙は、ゴールでなく始まり。
http://politas.jp/articles/271
候補者の落選だけでなく、逮捕や自殺、所属政党の分裂や解党まで様々な心理リスクもある投票という行為には、重い責任が伴う。世界を変えたい気持ち同様、世界を変えたくない気持ちも等しく尊重されるべきとする薮内氏。
春香クリスティーン タレント:【総選挙2014】政治ほど面白い「人間ドラマ」はない!
http://politas.jp/articles/270
今回の選挙では100カ所、街頭演説を観に行くことを目標とする春香氏の視点は、メディアの冷ややかな報道ではなく、街頭演説の裏側で展開される人生模様の明暗へと向けられ、これほど面白い選挙の投票に行かない選択など考えられないとする。新鮮である。
西きょうじ 予備校講師:【総選挙2014】投票に行けと大人はいうけれど……
http://politas.jp/articles/269
予備校界のカリスマ英語講師、西氏は生徒との対話形式でこの選挙の意義を考えさせようとする。大事なのは既製品の正解を得ることではなく、自分で悩み、自分の頭で考えることである。
木村草太 首都大学東京准教授:【総選挙2014】どうしたら選挙はオムレツよりもおいしくなるか?
http://politas.jp/articles/268
木村草太氏は、つまらない選挙にならないためのいくつかのソリューションを提案しているが、やはりそれは現在の選挙制度の改革なしには進めることができないものである。
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】しりあがり寿のポリポリ時評:来年の干支はこうなる?
http://politas.jp/articles/267
しりあがり氏の連載漫画第四回では、干支にひっかけ選挙後のトレンドを予測する。
飯尾潤 政治学者:【総選挙2014】総選挙で、どう行動したらよいのか、改めて考える
http://politas.jp/articles/266
混迷を極める選挙状況の中で、様々な立場からベターな投票行動を探る飯尾氏の論考。<<安倍政権の政策が次々と実現する状況がいやだとすれば、戦略的な投票をするしかないというのが、この選挙の構造なのである。>>
佐藤哲也 株式会社デザインルール 代表:【総選挙2014】日本の民主主義の危機ではないか
http://politas.jp/articles/265
佐藤氏はアベノミクスを言って評価する一方で、独裁政権を生みかねない現在の選挙制度、とりわけ小選挙区制の問題点を指摘する。
木村正人 在ロンドン国際ジャーナリスト:【総選挙2014】財政再建と景気回復のため解散権を放棄した英国のキャメロン首相
http://politas.jp/articles/264
木村氏は、その場しのぎの経済政策をとり続ける現在の日本を遺産のために次々に殺人を図る毒婦、ブラックウィドーにたとえる。アベノミクスの破綻が白日の下にさらされた日には恐るべきカタストロフが待っていると警鐘を鳴らす。
クロサカタツ 経営コンサルタント:【総選挙2014】予告された衆院選の記録:それでも私たちが投票所へ向かうために考えたいこと
http://politas.jp/articles/263
クロサカ氏はアベノミクスを一定評価する立場、その上で改憲が不安である場合ののオルタナティブ中選挙区制への回帰などを提案。
雨宮まみ ライター:【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする
http://politas.jp/articles/262
<<気持ちじゃ世の中は動かない。どんな当たり前の実感も黙っているだけで国政には響かない。>>雨宮氏の文章は、選挙に行くことの重要性を改めて考えさせる。
池田信夫アゴラ研究所 所長:【総選挙2014】社会主義化する日本を野党も止めない「翼賛選挙」
http://politas.jp/articles/261
<<今の日本で、意味のある経済政策は一つしかない。膨張する政府に歯止めをかけ、受益と負担のバランスを回復すること>>小さな政府という理念が棚上げされたまま与野党ともに出口のない道への迷走を危惧する池田氏の正論。
浅利圭一郎 記者・編集者:【総選挙2014】“自分ごと”にするために〜1人1票からはじめる民主主義〜
http://politas.jp/articles/260
<<宮城5区を「1」とした場合、東京1区では約0.47の価値しかない>>にもかかわらず現状を変えようとしない司法を、最高裁判事の国民審査を通じ今こそ動かすべきではないか。
鈴木寛 東京大学公共政策大学院/慶應義塾大学 教授、元文部科学副大臣:【総選挙2014】世代別選挙区導入の論議
http://politas.jp/articles/259
<<若い世代が全員投票に行ったところで、多数派であるシニア世代の声にかき消されてしまう>>こうした無力感をなくすため、鈴木氏は世代別選挙区の導入を提案する。
浅井隆 アップリンク社長/webDICE編集長:【総選挙2014】僕は、映画のポスターをデザインするように 選挙の投票をする
http://politas.jp/articles/258
支持政党=投票とならない時代の投票行為の考え方を述べた浅井氏の論考。
柳澤協二内閣官房副長官補(安全保障担当):【総選挙2014】リスクを語らない政権の危うさ
http://politas.jp/articles/257
数の力に任せ、具体的な議論をなおざりにして、安全保障問題をイメージ操作だけで乗り切ろうとする安倍政権の危うさに警鐘を鳴らす柳沢氏の論考。
古谷経衡 評論家/著述家:【総選挙2014】「自民党より右」は評価されるか
http://politas.jp/articles/256
自民党よりさらに右に自らを位置づける「次世代の党」と「自公離間論」の問題点にメスを入れる古谷氏の論考。
浅井久仁臣 キャタリスト:【総選挙2014】“共犯者”のあなたへ
http://politas.jp/articles/255
現在の政治的混迷は日米合作で2009年8月より準備されてきたという浅井氏の指摘。安倍政権の右傾化に警鐘を鳴らす米政府はいわばマッチポンプであると言えよう。
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】しりあがり寿のポリポリ時評:道なんて後からできる
http://politas.jp/articles/254
しりあがり氏の連載漫画第三回。
谷川俊太郎 詩人:【総選挙2014】1対1
http://politas.jp/articles/253
詩人谷川俊太郎は選挙の行動の中に感動を一篇の詩で爽やかに表現する。
ポリタス編集部:【総選挙2014】投票する前に読んでおきたいインターネットリソースまとめ
http://politas.jp/articles/252
選挙関連の便利な情報はポリタスだけではない。このへんのバランス感覚が優れているのが津田メディアの真骨頂。
竹田圭吾 ジャーナリスト・編集者:【総選挙2014】黒竹田&白竹田が語る「お笑い総選挙・冬の陣 レリゴーでレッツゴー」
http://politas.jp/articles/251
総選挙はつまらないと思っている人は必読。ボケの黒竹田とツッコミの白竹田の掛け合い漫才。笑いながら、一歩踏み込んだ考えを促される。
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】しりあがり寿のポリポリ時評:「どこに入れたらどうなるの?」
http://politas.jp/articles/250
しりあがり寿氏の連載漫画第二回。選挙前日まで連日更新。
宮台真司 首都大学東京教授:【総選挙2014】それでも投票所で候補者の名前を書かねばならない
http://politas.jp/articles/249
<<「大義がないと思うから選挙に行かない」のであれば、大義のない選挙を仕掛けた陣営の思い通りになりがちだ。そこに逆説がある>>とこの選挙の性質を喝破する宮台氏の論考。
斎藤貴男 ジャーナリスト:【総選挙2014】“今のうち解散”のもたらす意味とジャーナリズムの責任
http://politas.jp/articles/248
斎藤氏は<<2015年には、権力やグローバル資本に近くない普通の人間にとって、よいことなどひとつもないとわかりきっている。だからこそ安倍首相は、ボロがまだ見えにくい年内の解散・総選挙に踏み切った>>と断言した上で、軽減税率というニンジンをちらつかされて、まともに政権に物言えぬメディアの情けない現状を嘆く。
鈴木達治郎 長崎大学核兵器廃絶研究センター副センター長・教授:【総選挙2014】今回の選挙で原子力政策は決まらない:国民的議論を続けよう
http://politas.jp/articles/247
澤昭裕 国際環境経済研究所所長:【総選挙2014】エネルギー政策を争点としたいと思っている有権者向けの投票ガイド
http://politas.jp/articles/246
駒崎弘樹 認定NPO法人フローレンス代表理事:【総選挙2014】落としちゃ「ダメよ〜、ダメダメ」な衆院選候補者リスト
http://politas.jp/articles/245
私にも落としてはダメと考える候補者は何人かいるのだが、一人も一致しなかった。視点の違いが参考になる。
大谷昭宏 ジャーナリスト:【総選挙2014】テレビは選挙報道をお祭に
http://politas.jp/articles/244
しりあがり寿 漫画家:【総選挙2014】しりあがり寿のポリポリ時評:「選べない医者」
http://politas.jp/articles/243
しりあがり寿氏はたった一枚の絵で、この選挙の性格を表現している。長文が苦手な人もこれならOK。わかりやすい。
岩本沙弓 大阪経済大学 経営学客員教授:【総選挙2014年】敢えて消費税という切り口で考える総選挙
http://politas.jp/articles/242
事業者にのしかかる重い負担、輸出業者への補助金的性格、20年間の景気低迷とリンクする消費税の矛盾に満ちた性格を岩本氏は鋭く指摘する。
北田暁大 東京大学准教授:【総選挙2014】「選挙なんか行っても無駄」じゃないいくつかの理由〜この一票で変える、のではなく、「この一票で変わる」と思える社会を作り出すために
http://politas.jp/articles/241
山崎雅弘 戦史/紛争史研究家:【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる
http://politas.jp/articles/240
先崎彰容 東日本国際大学准教授:【総選挙2014】国家と人間の「エゴイズム」――安倍政権私論
http://politas.jp/articles/239
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」:【総選挙2014】円安の功罪、論点に浮上 衆院選中盤、与野党が攻防
http://politas.jp/articles/238
國分功一郎 高崎経済大学准教授/哲学者:【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?
http://politas.jp/articles/237
<<最終的な破局は起きておらず、日常生活は続いている。それにもかかわらず、それまでの生活を投げ捨てるという緊急的な行為に出なければならない。これこそが亡命の最大の困難である。>>ここで國分氏が述べているのは、いわゆる「ゆでガエルの理論」。それは何も亡命の問題に限ったことではない。
武田徹 ジャーナリスト・評論家/恵泉女学園大学教授:【総選挙2014】我が国における正しき「公私混同」のあり方
http://politas.jp/articles/236
小山龍介 コンセプトクリエイター、デザインコンサルタント:【総選挙2014】実行されない計画はただのゴミ
http://politas.jp/articles/235
出口汪 水王舎代表 / 広島女学院大学客員教授:【総選挙2014】日和見主義者が国を滅ぼす
http://politas.jp/articles/234
受験国語のカリスマ、論理エンジンの創始者出口王仁三郎の曽祖父といった顔を持つ出口氏は、小林秀夫の「中庸」に関する文章を引きながら、勝ち馬に乗ろうとする日和見主義に走らず、自分の頭で考えることの重要性を説く。
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】不在者投票の外部立会人、活用は1割 周知進まず
http://politas.jp/articles/233
小寺信良 テクニカルライター/コラムニスト:【総選挙2014】確信の持てない社会に生きるということ
http://politas.jp/articles/232
江川紹子 ジャーナリスト:【総選挙2014】最高裁国民審査は「わからなかったら×(バツ)」で
http://politas.jp/articles/231
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】アベノミクス是非、「有利な数字」が前面に
http://politas.jp/articles/230
茂木健一郎 脳科学者、作家、ブロードキャスター:【総選挙2014】日本を本当に変えるものは? 
http://politas.jp/articles/228
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」|【総選挙2014】「争点はアベノミクス以外」が6割 投稿マップの意見
http://politas.jp/articles/227
ポリタス編集部|【総選挙2014】総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査とは
http://politas.jp/articles/226
八木啓代 歌手/作家:【総選挙2014】アベノミクスに、アベノリスクを見る
http://politas.jp/articles/225
八木氏はアベノミクスを国富の流出、消費税を大企業優遇の中小企業潰しであると断じ、さらに秘密保護法の乱用に警鐘を鳴らす。
finalvent ブロガー:【総選挙2014】自民党の圧勝でデフレ脱却の兆しが見え始める
http://politas.jp/articles/224
想田和弘 映画作家:【総選挙2014】主権者が「物申す」絶好の機会
http://politas.jp/articles/223
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】争点にならない女性政策 アベノミクス賛否が優先
http://politas.jp/articles/222
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】衆院選投票率は過去最低? 「必ず投票行く」7割切る
http://politas.jp/articles/221
吉田徹 北海道大学公共政策大学院准教授:【総選挙2014】投票だけでは済まないこと
http://politas.jp/articles/220
亀井善太郎 東京財団ディレクター・研究員:【総選挙2014】アクティビスト型投票行動のすすめ
http://politas.jp/articles/219
ポリタス編集部:【総選挙2014】各党の公約に見る原子力政策
http://politas.jp/articles/218
ポリタス編集部:【総選挙2014】忙しいあなたのための「期日前投票制度」
http://politas.jp/articles/217
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】ネット版「第一声」、大半は告知 衆院選のツイート分析
http://politas.jp/articles/216
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】アベノミクス私は問う 争点化に同意でも評価は分散
http://politas.jp/articles/215
朝日新聞デジタル:特集「2014衆院選」【総選挙2014】#投票する? 争点はアベノミクス? 意見を募集中:
http://politas.jp/articles/214
いとうせいこう 作家・クリエーター:【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)
http://politas.jp/articles/213 
《「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる》という投票行動の不思議な有効性を説いた作家いとうせいこう氏の記事。
ポリタス編集部:【総選挙2014】日本記者クラブ主催「党首討論会」書き起こし その4(外交問題歴史認識・その他)
http://politas.jp/articles/212
ポリタス編集部:【総選挙2014】日本記者クラブ主催「党首討論会」書き起こし その3(経済・財政・選挙戦略)
http://politas.jp/articles/211
ポリタス編集部:【総選挙2014】日本記者クラブ主催「党首討論会」書き起こし その2(党首から党首へ質問)
http://politas.jp/articles/210
ポリタス編集部:【総選挙2014】日本記者クラブ主催「党首討論会」書き起こし その1(各党の訴え)
http://politas.jp/articles/209
ポリタス編集部:【総選挙2014】衆議院議員選挙2014の論点
http://politas.jp/articles/208
ポリタス編集部:【総選挙2014】政党の公約を読む
http://politas.jp/articles/207
津田大介 「ポリタス」編集長:【総選挙2014】ポリタス特集企画『「総選挙」から考える日本の未来』を開始します
http://politas.jp/articles/206

ポリタス再起動 【沖縄県知事選】

Ver.1.06 12月3日12時42分更新(記事No.201〜203を追加)

遠近法のイノベーション

津田大介氏が編集長を務める政治メディアポリタスが、東京都知事選についで再起動しました。

都知事選の時と同様、この選挙と沖縄の抱える諸問題に関して、非常に多くの、多彩な識者の意見が上がっています。

ポリタスのこの方法の意義がどこにあるかといえば、やはり沖縄の人だけでなく、他の都道府県の人もなるべくその争点を、現地にいるのと近い感覚で、理解するということにあるのではないでしょうか。

大新聞のように、遠目で、選挙結果の予想と一部問題のみをクローズアップするやり方ではなく、なるべくライブな感覚で、選挙の雰囲気に至るまで伝えようとする―そうしたパースペクティブ(遠近法)のイノベーションにこそポリタスの価値があると私は思っています。

二つの評価軸
数十人におよび日々増え続ける識者の意見に関して、一つ一つコメントをつけることは、余計なバイアスをかけることであるし、時間的にも余裕がないので、ここではリンク集的に公開された順にまとめることにしますが、それぞれの意見を評価する上で、二つの軸があるのではないかと考えます。

一つ、X軸として、基地に対して反対、賛成の軸(直感になじむようにこの順にします)。

二つ、Y軸として、本土からの俯瞰的視点と沖縄目線(これも同様の理由でこの順にします)。

三つめに、立体的にこれ以外の問題をZ軸を置くことも可能でしょうが、基本はこの二つの軸が描く中に、意見は位置づけることができるではないかと思います。

左下に存在するのは、沖縄における基地反対的な意見。

右下に存在するのは、沖縄における基地推進、もしくは容認的な意見。

右上に存在するのは、本土における官庁や政府の意見にそった見方。

左上に存在するのは、本土におけるこれと対立する見方。海外まで視野に入れた意見もこの延長にあると言えます。

左上にいる本土からの俯瞰的な視点を持った人は、なるべく左下にいる沖縄の基地反対の意見に寄り添おうと努力はします。しかし、あくまで当事者ではないので、その努力にも限度があります。

ですから、左下の人の中にはそうした意見を援護射撃的に歓迎する人と、他人事感覚だと思い反発する人も出て来るでしょう。

右下の人も、右上の人に対して同じではないでしょうか。

むしろ、下にあるもの同士の方が、過度に国や中央のレベルの問題を押し付け語ろうとする上のレベルの人とより近いと感じるかもしれません。

ここに沖縄の置かれた複雑な事情があります。

こうした中で、多少のばらつきはあるものの、ポリタスはなるべく四つの象限に位置するような意見を、拾い上げ、その中央に自らを置こうと努力していると感じています。

こうした私の分析自体、本土からの俯瞰的視点の制約を脱するものではないでしょう。

このような視点の制約を自覚した上で、ポリタスの多様な意見に接し、その中でそれぞれの意見に対する共感の度合いを目安に、あえて自分の意見をどこかへ位置づけてみることが大事だと思います。そうする中で、自分の選挙区や国政に対する思わぬアイディアや気づきも得られるのではないでしょうか。

ポリタス補完計画

以下、ポリタスの記事一覧のリンクを発表順に並べることにしますが、記事のurlを見える形にします。次の記事に移動する際、下一桁もしくは二桁の数字だけ変更すればよいからです。

津田大介 「ポリタス」編集長:【沖縄県知事選】ポリタス特集企画『「沖縄県知事選2014」から考える』を開始します
http://politas.jp/articles/142
柳澤協二 内閣官房副長官補(安全保障担当):【沖縄県知事選】沖縄県知事選で問われているもの
http://politas.jp/articles/143
先崎彰容 東日本国際大学准教授:【沖縄県知事選】「新しい」言論は可能か──ヴェトナムから沖縄へ
http://politas.jp/articles/144
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】沖縄県知事選挙2014立候補者の政策を読む
http://politas.jp/articles/145
田原総一朗 ジャーナリスト:【沖縄県知事選】沖縄、日本、米国それぞれの思惑
http://politas.jp/articles/147
先崎彰容 東日本国際大学准教授:【沖縄県知事選】沖縄への「寄り添い方」
http://politas.jp/articles/146
西田亮介立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授
沖縄県知事選】沖縄県知事選に見る現代日本の縮図──価値についての選択肢の不在と交錯するマクロとミクロの利害関係
http://politas.jp/articles/148
新城和博 沖縄県産本編集者:【沖縄県知事選】沖縄がずっと抱えてきた何かがあふれ出ればいい
http://politas.jp/articles/149
竹田圭吾 ジャーナリスト・編集者:【沖縄県知事選】グローバル・イシューとして考えるOKINAWA
http://politas.jp/articles/150
知念正作 「自家焙煎珈琲まちぐゎーみちくさ」店主/基地問題冊子「Picnic」発行人:
沖縄県知事選】結局やる気出すのは俺たち一人ひとりなんだ
http://politas.jp/articles/151
浅生鴨 作家、クリエイティブ・ディレクター:【沖縄県知事選】僕は沖縄を知らない
http://politas.jp/articles/152
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】「候補者ネット討論会」書き起こし 前編(基地問題
http://politas.jp/articles/153
ポリタス編集部沖縄県知事選】「候補者ネット討論会」書き起こし 後編(経済振興・教育政策ほか)
http://politas.jp/articles/154
想田和弘 映画作家:【沖縄県知事選】沖縄で問われるこの国の進路
http://politas.jp/articles/155
吉田徹 北海道大学公共政策大学院准教授:【沖縄県知事選】「沖縄」と「内地」の溝はどう埋め立てられるのか
http://politas.jp/articles/156
樋口耕太郎 トリニティ株式会社代表取締役社長/沖縄大学人文学部准教授:【沖縄県知事選】2014年沖縄県知事選挙と2013年浦添市長選挙の類似性について
http://politas.jp/articles/157
布施祐仁 ジャーナリスト:【沖縄県知事選】辺野古を止めることが、普天間の危険性除去の「近道」でもある
http://politas.jp/articles/158
八木啓代 歌手/作家:【沖縄県知事選】沖縄から日本が変わることを
http://politas.jp/articles/159
finalvent ブロガー:【沖縄県知事選】沖縄県知事選後に予想される泥沼
http://politas.jp/articles/160
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】映像で見る沖縄県知事選挙──選挙戦の模様
http://politas.jp/articles/161
古谷経衡 評論家/著述家:【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?
http://politas.jp/articles/162
知花竜海 ミュージシャン/Peace Music共同代表:【沖縄県知事選】沖縄問題を読み解くヒント
http://politas.jp/articles/163
大見謝将伍 ライター:【沖縄県知事選】日本は変わる、沖縄は変わらない
http://politas.jp/articles/164
仲村清司 作家、沖縄大学客員教授:【沖縄県知事選】沖縄が沖縄であり続けるための選択
http://politas.jp/articles/165
松島泰勝 龍谷大学経済学部教授/琉球民族独立総合研究学会共同代表:【沖縄県知事選】日本人よ、そろそろ、琉球に米軍基地を押し付けるのを止めようじゃないか
http://politas.jp/articles/166
岡留安則 元「噂の真相」編集長、ジャーナリスト:【沖縄県知事選】沖縄県知事選は「日本国」と「沖縄県」の戦いだ
http://politas.jp/articles/167
慎泰俊 起業家【沖縄県知事選】:異邦人の語る沖縄県知事
http://politas.jp/articles/168
河野嘉誠 ライター【沖縄県知事選】:沖縄の若者と「政治」との距離
http://politas.jp/articles/169
平良朝敬 かりゆしグループCEO:【沖縄県知事選】「無視」を乗り越え、アイデンティティを持ち自立する沖縄へ
http://politas.jp/articles/170
初沢亜利 写真家:【沖縄県知事選】誰のための県知事選か?
http://politas.jp/articles/171
いとうせいこう 作家・クリエーター:【沖縄県知事選】「否認」によって切断される「共有」の鎖
http://politas.jp/articles/172
初沢亜利 写真家:【沖縄県知事選】沖縄、楽園イメージからの開放<写真41点>
http://politas.jp/articles/173
星野英一 琉球大学教授:【沖縄県知事選】知事選2014前に知っておきたい9つのテーゼ
http://politas.jp/articles/174
白井聡 文化学園大学助教:【沖縄県知事選】沖縄県知事選――本土からの見方
http://politas.jp/articles/175
佐藤学 沖縄国際大学教授:【沖縄県知事選】オスプレイと在沖海兵隊は「御守り」にすぎない
http://politas.jp/articles/177
熊本博之 明星大学人文学部准教授:【沖縄県知事選】辺野古からみる沖縄県知事選挙
http://politas.jp/articles/178
猿田佐世 新外交イニシアティブ(ND)事務局長・弁護士(日本・米ニューヨーク州):【沖縄県知事選】沖縄知事選を経て、米国へ声を運ぶ
http://politas.jp/articles/179
篠原章 評論家:【沖縄県知事選】知事選から見えてくる「沖縄問題」の本質
http://politas.jp/articles/180
原田謙介 NPO法人YouthCreate代表:【沖縄県知事選】政治・選挙に対して壁をつくらない沖縄独特の雰囲気
http://politas.jp/articles/181
新崎盛暉 沖縄大学名誉教授:【沖縄県知事選】沖縄県知事選から見えるもの
http://politas.jp/articles/182
藤井誠二 ノンフィクションライター:【沖縄県知事選】「分断」され「沈黙」せざるを得なかった人々が語ることのできる「選挙後」に
http://politas.jp/articles/183
浅井久仁臣 キャタリスト:【沖縄県知事選】小指(沖縄)の痛みを全身(日本)の痛みと感じよう
http://politas.jp/articles/184
武田徹 ジャーナリスト・評論家/恵泉女学園大学教授:【沖縄県知事選】ネオリベラリズムに対向する沖縄的「保守」
http://politas.jp/articles/185
舩橋淳 映画作家沖縄県知事選】2014沖縄県知事選挙――さまざまな温度差から見つめる民主主義
http://politas.jp/articles/186
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】映像で見る普天間基地移設問題
http://politas.jp/articles/187
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】映像で見る普天間基地移設問題――基地返還後の跡地利用
http://politas.jp/articles/188
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】新知事に翁長雄志氏当確
http://politas.jp/articles/189
ポリタス編集部:【沖縄県知事選】地域別得票数データから見る第12回沖縄県知事選挙
http://politas.jp/articles/190
新城和博 沖縄県産本編集者:【沖縄県知事選】翁長新知事が掲げる「アイデンティティ」が試される
http://politas.jp/articles/191
熊本博之 明星大学人文学部准教授:【沖縄県知事選】辺野古にとっての沖縄県知事選挙
http://politas.jp/articles/192
新崎盛暉 沖縄大学名誉教授:【沖縄県知事選】沖縄県知事選の結果は出た さてこれからどうなる
http://politas.jp/articles/193
松島泰勝 龍谷大学経済学部教授/琉球民族独立総合研究学会共同代表:【沖縄県知事選】琉球はアジアの「スコットランド」になる
http://politas.jp/articles/194
篠原章 評論家:【沖縄県知事選】沖縄は何も変わらない
http://politas.jp/articles/195
竹田圭吾 ジャーナリスト・編集者:【沖縄県知事選】基地で負けて選挙に勝った翁長リアリズム
http://politas.jp/articles/196
星野英一 琉球大学教授:【沖縄県知事選】選挙の後:選挙の前
http://politas.jp/articles/197
知念正作 「自家焙煎珈琲まちぐゎーみちくさ」店主/基地問題冊子「Picnic」発行人:【沖縄県知事選挙】「オール沖縄」はこれからだ
http://politas.jp/articles/198
知花竜海 ミュージシャン/Peace Music共同代表:【沖縄県知事選挙】翁長氏勝利の背景とネット選挙の考察
http://politas.jp/articles/199
布施祐仁 ジャーナリスト :【沖縄県知事選】勝負はついた。日米政府は「プランB」の検討を。
http://politas.jp/articles/200
佐藤学 沖縄国際大学教授:【沖縄県知事選】県知事選で示された沖縄県民の強固な意志
http://politas.jp/articles/201
藤井誠二 ノンフィクションライター:【沖縄県知事選】いま求められる「沖縄の尊厳」とはなにか
http://politas.jp/articles/202
仲村清司 作家、沖縄大学客員教授:【沖縄県知事選】政界再編を予兆させる新たな潮流の誕生
http://politas.jp/articles/203

ポリタスはコンセプトもデザインもよいのですが、Web2.0的なGUIが高速で全記事をチェックするのを妨げています。「もっと見る」はその最たるものですね。戻ってみると「もっと見る」以下の記事は再び引っ込んでしまうのでどこまでチェックしたのかわからなくなり、途中で投げ出したくなります。上のようなWeb1.0的な一覧仕様の方がずっと速く記事の間を行ったり来たりできるので、結果としてPVも伸びるのではないでしょうか。知事選終了後、ポリタスをアーカイブとして利用することまで考えて、この記事を書いてみました。

これからの世界を考えよう 

これからの世界を考えよう―

話題は、国内が中心になるかもしれませんが、とりあえずこのタイトルで行きたいと思います。

これからの日本を考えよう

あるいは

これからの世界と日本を考えよう

といったタイトルも浮かびましたが、よくある日本論のコンテキストにからみとられたくないし、もはや日本の出来事は世界と不可分なので、視野狭窄にならないように、このタイトルで行くことにします。

目指すのは、船曳健夫氏が『旅する知』で言っている宇宙人の視点です。

宇宙人の視点で、国や宗教の境を越えて、考えることが最終的な理想です。

この「世界」の中には、ハイデッガーのいう「世界内存在」同様、私たちが生きる環境そのものの意味も含めたいと思います。

内容的には、ネット上のニュースや記事を主題にしたキュレーションなのですが、単なる記事紹介ではなく、それに長文のコメントを付加することで、考えるきっかけにしたいということです。

一年半ほど「つぶやきコミューン」(現在は「書評2.0」と改題)という書評中心のブログも運営してきましたが、その中にWeb Clipというコーナーを作ったこともあります。

ただ、コンテンツとしての書評と、ニュースキュレーションを混在させることで、かえって読みにくくなることを恐れて、一定期間のニュースを、一つの記事内にストックさせたのが、あまりうまくゆかなかった理由だと思います。

そういう意味で、これはWeb Clipのスピンオフなのですが、今回はニュースごとに1記事ごとを独立させ、その分、コメントも長文化させることが前提になると思います。

ポリシーとして考えているのは、フロー型の情報とストック型の情報を、うまく融合させることです。

世界で、そして日本で、様々な問題がニュース化されても、その問題は一度限りで、めったに再度取り上げられることはありません。ニュースになった現実を生き続けることを余儀なくされる人は、今も存在するわけです。

私たちは、様々な問題が生まれ続ける世界に生きていますが、そのすべてを自分の頭で考えることも、解決することも不可能です。

だから識者の考えを含むニュースを通じて、現実の世界と部分的につながりを持つ。そこまでは、これまでのニュースキュレーションサイトと同じです。

ただ、同じ問題は、さまざまなソース、様々な視点から、繰り返し浮上してきます。そうしたニュースとニュースの間の関係を示すことができれば、オリジナルな思考も徐々に可能になるのではないかと思うのです。

すべての問題に、思考を接続することはもはや可能でない。だから、限定に少数のニュースに絞り、同じ問題を継続的にカバーする。そのような方向で編集を進めてゆきたいと思います。

単なるニュースキュレーションだけでなく、本の内容を題材にして、書評サイトとは別のかたちで語ることもこのブログの方針の一つです。

「つぶやきコミューン」で行ってきたのは、そして「書評2.0」で今後も行おうとするのは、あくまで一つの全体性を持ったモノとしての本のキュレーションでした。

ここでの視点は、本の中に含まれる問題や視点のキュレーションです。書評サイトでは扱いにくかった、一つの本ではなく、複数の本の、テーマに沿った集合的キュレーションも可能になるはずです。

ニュースから世界を考える、本から世界を考える―これが第一の視点。

そして次には

ニュースとニュースの間、本と本の間で考える―これが第二の視点です。

これからの世界、そして日本を、より広く、あるいはより深く、別のかたちで、考えるためのブログにできれば幸いです。